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校正・校閲



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文字から考える校正・校閲

校正とはどういう意味?



校正の「校」は、[常用漢字][音]コウ(漢)・キョウ(呉)・ギョウ(呉)といくつかの読み方があります。

文字は、 (きへん)に (こう)でなりたっています。
「木」は、もちろん枝のある木の形、木のこと。
「交」は、一見「亠」と「父」が合わさっているように見えますが もとは人が脚をX型に交差させた姿を表しています。

木+交 が合体して、木を交差させる、ということです。

木を互いに交差させて積み重ねて建てられた建物を「校倉(あぜくら)」と言います。「正倉院」が有名ですね。
また、昔は屋根に交差した木(=千木(ちぎ))のある建物を「校」と言い、その建物は学問を教えることに使うことが多かったようで、それを「学校」、建物を「校舎(こうしゃ)」と言っていたようです。
木の棒をX型に交差させた形から枷(かせ)の意味もあり、罪人を拘束する道具を言うこともあります(囚校)。

さらに、X型に交差させるというところから、
互いに引き比べるという意味にもつながっています。
「校正」の「校」はここから来ています。

「校正」の「正」は正しいという意味ですから、
よって「校正」の意味は、
“正しく引き比べる”ということなります。


校閲とはどういう意味?



つぎに、「校閲」の「閲」の字について。
[常用漢字] [音]エツ(漢) [訓]けみ・する と読みます。

」の漢字のなりたちを調べると面白いことが分かります。
」の中に「」があります。
」は「八」と「兄」でできていますが、 「」はお兄さんということではなく、人の姿を表しています。
」はなにかというと、衣服をはぎ取っている動作なのです。

するとこんなイメージが湧き上がります。
関所で待ち構えていた門番が、通り過ぎる人を立ち止まらせ、
「おめえ、あやしいもの持っているんじゃないだろうな?」と言って
衣服まではぎ取りながら調べている姿。

つまり、ただ見ただけで通過させるのではなく、見えないところまで こまかく調べあげたうえで通行許可を出すようなものです。

ちなみに、「兌」が使われている税金の「税」は、つまり、 収入からはぎ取られるもの、ということになります。 「禾(のぎ)」=米。昔は米が税でしたから。

よって、「校閲」は まず、「校」で引き合わせて「閲」で中身までチェックする、ということになります。


変わりつつある校正

引き合わせ校正が主体の以前の校正

「校正」と「校閲」の違いについて前項で述べましたが、最近は「校正」と「校閲」の意味をごちゃまぜにしている方が多くいます。

なぜ、ごちゃまぜにする方が増えたのかと言うと、それはコンピューターの発達によります。DTP(=デスクトップパブリッシング)という技術で、印刷の元になるデータをパソコンで作ることができるようになったからです。

ひと昔、と言っても1980年代までのことですが、その頃は、印刷の過程で活版・写植という技術を必要としていました。印刷をするのに活字を選別して版に組み込む作業がありました(まだ、残っているところもあります)。
ただ、選別するときにミスを起こし、似たような文字に置き換わったり、文字が転倒したり、欠けたりするなど、数多くの間違いがありました。だから、原稿を見比べて、原稿通りに文字が組まれているか(←活版)、文字が貼り込まれているか(←写植)をチェックすることが重要な位置を占めていたのです。

そのため、その頃のチェックは“引き合わせること”が主体の「校正」でした。


デジタル時代の校正

ところが、パソコンが普及しDTPで版面が組まれるようになってくると、文字はデータで扱うことになります。そのデータは、今ではワープロ(←死語になりかけていますが)かパソコンで入力したものが主流になってきました。

そうすると、たとえば活版・写植で生じていた「搭載」という文字が「塔載」になっていたり、「完璧」「完壁」になっていたり、というような類似字形の間違いはほとんど起こらなくなりました。なぜなら、パソコンで入力すると単語として登録されているので間違えるはずがないのです。(ただし、単漢字変換で入力をした場合は、その限りではありません。また、その他にOCR「Optical Character Reader」の問題があるかもしれません。この件は後述)。

ところが、パソコン入力では別の問題が起こってきました。それは、「同音異義語」の入力間違いです。
たとえば、「〇〇内蔵パソコン」「〇〇内臓パソコン」となっていたり、「発泡スチロール」「発砲スチロール」になっていたり、変換間違いが多発しているのです。変換間違いは、変換する語が出てきたときに、入力している人が選択ミスをしたものです。または、最初からその文字だと思い込んで入力しているかもしれません。

いずれにせよデータ入力の場合は、もとになる原稿(紙に書いたもの)はありません。書いている本人が入力したデータ(Word原稿だったり、テキストデータだったり)が、もとになります。だから、本人が間違えて入力していたら、そのままDTPに組まれて、そのまま刷り出されてしまいます。

そこで「校正」という工程が必要となるわけです。


デジタル時代の校正の特徴

活版・写植の頃と異なり、DTPではデータを流し込むだけなので、文字の化けを注意する以外は、引き合わせの必要はありません。ただ、データ自体が間違っていれば、それはそのまま反映されることになります。だから、DTPで組まれた版を出力して、チェックをします。 このことを現在は「素読み(すよみ)」と言っています。

書かれた文字を一字一字チェックし、記述内容も吟味しながらチェックしていくのです。だから、この作業は引き合わせ「校正」というよりは、「校閲」というべきものかも知れません。

現在、「素読み」という作業が増えてきています。ただ、多くのクライアントさんが、「校正」をお願いしますと言われるのですが、詳しくチェック内容を聞いてみると、ほとんどが、引き合わせ校正ではなく、出力された原稿(ゲラ)を読んで、誤字・脱字・衍字、てにをは、表記のチェックを含めて、校正をお願いします、と言っているようです。

だから、DTPが主流になった現在は、
「校正」には、本来の意味
(2つのものを引き合わせる)から、
〇誤字・脱字・衍字等のチェック
〇「てにをは」のチェック
〇表記の統一
までを含んだ、いわゆる「校閲」と言われていた作業も含まれてきていると言えます。
引き合わせには、字形をひとつひとつ見ていく、それなりの校正技術が必要でしたが、現在の校正は、引き合わせではなく、同音異義語の知識、文章の流れ(文法)、表記を見ていくという、以前とは異なった多種多様な高度な能力が必要となってきています。

弊社の校正も、時流に合わせて、
通常「素読み校正」の場合は、
〇誤字・脱字・衍字等のチェック
〇「てにをは」のチェック
〇表記の統一
までを含んだことを「校正」と言っています。

さらに、最近はデータの記述が正しいかどうかの事実確認(=ファクトチェック:いままではおもに編集者が担当してきた作業ですが)を一緒に依頼されてくることも多くなりつつあります。
事実確認はおもにネットで検索して確認をとります(ネット情報もあてにならないことも多いですが……)。
この作業は、校正以上に手間がかかります。
当然、校正より料金は高くなります。
弊社では、ファクトチェックまでを依頼されることを「校閲」としています。







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OCR校正について

コンピューターの発達は入力自体も画期的に変えてしまいました。

たとえば、一度発行した書物を利用して、再度出版したいとき、いちいち手入力をしていたら大変な労力がかかります。
ところが、OCRソフトを使えば、スキャンして認識をすると、あっという間にテキストデータにすることができます。
しかしながら、いくら認識率が上がったとはいえ、ソフトで完璧なものはひとつもありません。機械が読み取る作業なので、人間の思考とはまったく異なったミスを起こします。

たとえば、
「一」(漢字)、「ー」(音引き)、「−」(マイナス)、「—」(ダーシ)、「_」(アンダーライン)や、
「タ」(カタカナ)、「夕」(漢字) など、
似た字形はよく間違えます。
これらは人間でも起こり得るミスですが、
「東京」が「束京」になったり、
「埼玉」が「碕玉」になったり、
「崇める」が「祟める」になっていたり、
人間では変換しようもないミスパターンが頻出します。

OCR校正は、本来の意味での校正といえるでしょう。 ただし、活版・写植の頃とはまったく異なったパターンではあります。


【OCRでよく間違えるパターン(一例)】



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※上記の作業は、おもに弊社内での校正・校閲を述べています。


出張校正について


出張校正
では、上で記した作業と異なります。
限られた時間内で作業をしますので
担当者と相談のうえ、優先順位をつけて作業を進めます。
主な作業としては、
●赤字の照合
●原稿のつき合わせ
●素読み
など、優先順位の高い順からを行い
担当者の意向に沿った作業をします。


※出張校正でファクトチェックをご要望の場合、
検索に必要となるパソコンや
辞書・資料が用意されていることが前提となります。
また、情報量によりますが、
素読み校正の1.2倍〜3倍は十分に時間がかかりますので
時間がかかることを見越してご依頼ください。

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出張校正に相応しい案件は以下のようなものです。
( )内に理由を記しています。

●急ぎの案件
(原稿のやりとり・デリバリの時間が省ける)

●原稿が多種多様ある案件
(紙資材の郵送費、またはプリントアウトにかかる時間とコストを省ける)

●担当者と連携を取りながら作業を必要とする案件
(疑問を都度担当者に伺える状況で、
 ポイントを絞った校正が進められ、
 無駄な校正作業が省ける)

●情報を社内のみで共有したい案件
(情報の漏洩を防げる。
 誓約書を交わした校正スタッフで作業をするので、
 秘匿情報は内部だけの共有で済む)







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